不動産ニュース / 調査・統計データ

2011/5/26

震災の影響続く、首都圏賃貸成約数2ヵ月連続の減少/アットホーム調査

 不動産総合情報サービスのアットホーム(株)は26日、同社の全国不動産情報ネットワークにおける、2011年4月期の首都圏居住用賃貸市場動向を発表した。

 同月の居住用賃貸物件登録数は、24万2,801件(前年同月比21.9%増)。首都圏平均の登録賃料は、賃貸マンションが1平方メートル当たり2,660円(同変動なし)、賃貸アパートは2,010円(同▲1.0%)と7ヵ月連続のマイナスとなった。1戸当たりでは、賃貸マンション10万4,100円(同1.5%増)で21ヵ月ぶりのプラス、賃貸アパートが6万700円(同▲3.7%)で、12ヵ月連続のマイナスとなった。

 一方、成約件数は2万65件(同▲4.9%)と、2ヵ月連続の減少。東日本大震災の影響が尾を引いているものの、減少率は3月を下回った。エリア別の成約件数でも、東京都1万317件(同▲3.9%)、神奈川県6,429件(同▲8.7%)、埼玉県1,773件(同▲6.7%)と減少したが、千葉県は1,546件(同8.7%増)とプラスに転じている。

 1平方メートル当たりの成約賃料は、賃貸マンションが平均2,540円(同▲0.4%)、賃貸アパート2,020円(同▲3.8%)。1戸当たりの成約賃料では、賃貸マンション9万3,300円(同▲0.1%)、賃貸アパート6万2,400円(同▲2.5%)と、いずれも4ヵ月連続のマイナスとなった。

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