不動産ニュース / 調査・統計データ

2011/5/26

中古マンション価格天気図、「雨」が過去最多の13に/東京カンテイ調査

 (株)東京カンテイは26日、2011年4月度の「中古マンション価格天気図」を発表した。全国47都道府県のファミリータイプ中古マンションの流通事例価格を月ごとに集計し、価格変動を「天気マーク」で表示したもの。価格が上昇傾向にある場合は「晴」、下落傾向にある場合は「雨」としている。

 同月は「晴」が前月の8から6に減少。「薄日」が11から12に増加した。一方、「雨」は10から13に増加し、過去最多に。「小雨」は9から8に減少し、「曇」が9から10に増加した。前月から天気が改善した都道府県は13から7に減少、悪化は10から13に増加した。

 前月比より改善した地域は山形県、福島県、富山県、和歌山県、岡山県、高知県、沖縄県。一方、悪化した地域は北海道、青森県、岩手県、宮城県、東京都などで、東日本大震災の影響がうかがえた。福島県は価格が2ヵ月連続で上昇したが、事例数は145から132へと減少している。

 首都圏の70平方メートル換算価格は、東京都が3,898万円(前月比▲0.5%)と2ヵ月連続のマイナスとなった。周辺3県では神奈川県2,556万円(同0.2%増)、千葉県1,912万円(同0.5%増)、埼玉県1,887万円(同0.5%増)とわずかに上昇した。近畿圏は大阪府が1,868万円(同0.3%増)と3ヵ月連続で上昇し、「薄日」で推移。また、和歌山県1,242万円(同0.9%増)と上昇したが、そのほかの県では下落した。中部圏は愛知県での1,601万円(同▲0.2%)をはじめ、全体的に下落基調だった。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年9月号
アクティブシニアの最新住宅ニーズ!
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/7/5

「月刊不動産流通2025年8月号」発売中!

月刊不動産流通研究所2025年8月号」が発売となりました!
特集は、「今こそ! リスキリング」。社会が目まぐるしく変化する中で、不動産事業者も取り巻く環境に適応するためのスキルアップが不可欠です。本特集では、新たな課題への対応や業績向上に向け社員の「リスキリング」支援に取り組む事業者に着目。その狙いや取り組み、効果を紹介します。