不動産ニュース / ハウジング

2011/5/27

ペット共生型賃貸住宅をリニューアル、入居者同士のコミュニティ形成を強化/旭化成ホームズ

サッシに取り付ける「防災通風スクリーン」
サッシに取り付ける「防災通風スクリーン」

 旭化成ホームズ(株)は27日、ペット共生型賃貸住宅「へーベルメゾン+わん+にゃん(プラスワンプラスニャン)」をリニューアルし、6月20日(月)より関東1都3県にて発売すると発表した。

 同社では、2010年度までに72棟560室のペットメゾンを管理運営してきた。事業をとおして、一般賃貸住宅などと比較し、ペットメゾンの入居者はマナーが良く、顧客満足度も高いとの実感を得たことから、独自のアンケート調査により検証。その結果、「入居者同士の気兼ねがない」、「緩やかなコミュニティがある」、「ペットのしつけをきちんとする」といった点が高い満足度につながっていることがわかった。
 そこで「ペットと共に暮らす家族の快適なコミュニティ形成」をコンセプトに、ハード、ソフト、サービスの強化を行なったのが今回の商品。

 リニューアル後のへーベルメゾンでは、入居者同士がペットを介してコミュニケーションを図りやすいように設計した共用スペース「わんジョインコモン」や、「ペット共生型賃貸住宅」であることを周囲に明示する「+わん+にゃんエンブレム」を新たに設置。入居者同士のコミュニティ意識を強める工夫をしている。
 また、サッシに取り付けるパンチングメタル製のスクリーン「防災通風スクリーン」は、窓開放時でも不審者の侵入や危険物の投げ込みなどを防止し、ペットの逃げ出しも防ぐことができる。「ペットを飼う家庭には、共働きの夫婦が多いため、夏場にエアコンをつけっぱなしにせず、窓を開けたままでも安心して外出することができる」(同社集合住宅営業本部テナント企画室長・小田勝洋氏)。
 さらに、飼い主が留守の間でも住戸内で風を通すことのできる、上部が開閉できる樹脂ガラス製の障子を内蔵した「通風建具」や、各住戸の玄関ドア脇に設置し、散歩など犬を連れて外出する際に一時的にリードをかけるための「お出かけフック」、外を眺めるのが好きな猫のために窓枠に取り付ける窓台「キャットビュー」などのアイテムを設けた。

 同社では、入居者に対しドックトレーナーとともに入居審査を行ない、ペットのしつけ状況などについてヒアリングを実施していく。入居後には、入居者専用ウェブサイトの開設、しつけや健康をテーマとしたイベントの開催等も計画している。
 「ペットメゾンは、緩やかなコミュニティが好評で、家賃が相場より割高でも入居率が高く、4月末時点では空室率が1%を切った。入居者同士が自然な形で触れ合えるようなしかけづくりをしていきたい」(同社集合住宅営業本部技術部長・加藤 明氏)。

 なお、本体価格は2階建てタイプで坪単価55万円から、3階建てタイプで坪単価70万円から。販売目標は年間50棟をめざしていく。

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