不動産ポータルサイトを運営する(株)ファーストロジックは3日、2011年5月期の「投資用・居住用不動産の市場動向」を発表した。同社ウェブサイトに新規登録された全国の投資用不動産、東京都内の居住用不動産を対象に分析した。
投資用1棟物件の表面利回りは、マンションが鉄筋コンクリート造9.26%(前月比▲0.07ポイント)、鉄骨鉄筋コンクリート造9.66%(同▲0.38ポイント)、アパートが鉄骨造10.59%(同0.12ポイントアップ)、木造11.27%(同0.51ポイントアップ)。鉄筋コンクリート造・鉄骨鉄筋コンクリート造では家賃収入に対して物件価格が上昇、鉄骨・木造では下落傾向にあった。
一方、投資用区分所有マンションの表面利回りは11.00%(同0.72ポイント上昇)と、家賃収入に対して物件価格は下落傾向に。また、東京都内の居住用物件の1平方メートル当たりの単価は、マンション54万4,300円(同1万8,400円上昇)、一戸建て46万6,800円(同4万7,100円上昇)と、物件価格は先月から反発して上昇傾向となった。