不動産ニュース / 調査・統計データ

2011/6/8

震災後の住宅選びに変化、「高台」「防災面」など重視/有楽土地調査

 有楽土地(株)は8日、「震災後の住宅選びの変化」についてのユーザー意識調査を発表した。同社が名鉄不動産(株)など5事業者共同で開発している大規模マンション「Green Green」(千葉県習志野市、総戸数270戸)への来場者からの質問が、ゴールデンウィーク後大きく変化したことを受け実施したもの。首都圏在住で住宅購入予定のある既婚者30~40歳代の男女400名に、インターネットで調査した。

 「震災の前後で、住宅選びのポイントに変化があったか」という問いには62%のユーザーが「変化した」と回答した。また、「住宅選びのポイント」については、「高台等、地盤の安全性」が25%と、震災前調査時の13%から約2倍となり、「通勤等の交通の利便性」(24%)を抑えトップとなった。「防災面の充実度」も21%(震災前調査:11%)と、ほぼ倍となった。

 「震災前後で住宅購入を検討したエリア」では、「湾岸エリア」が4%(同:14%)と3分の1に激減する一方、「高台エリア」が20%(同:7%)と約3倍増となり、エリアの判断基準に大きな変化がみられた。
 
 同社は、「震災前は住宅選びのポイントとして、環境や眺望など生活の豊かさや利便性が重視されていたが、震災後には地盤の安全性や防災面の充実度に変化した」と分析している。

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年9月号
アクティブシニアの最新住宅ニーズ!
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/7/5

「月刊不動産流通2025年8月号」発売中!

月刊不動産流通研究所2025年8月号」が発売となりました!
特集は、「今こそ! リスキリング」。社会が目まぐるしく変化する中で、不動産事業者も取り巻く環境に適応するためのスキルアップが不可欠です。本特集では、新たな課題への対応や業績向上に向け社員の「リスキリング」支援に取り組む事業者に着目。その狙いや取り組み、効果を紹介します。