野村不動産オフィスファンド投資法人(NOF)は15日、2011年4月期決算を発表した。
当期(10年11月1日~11年4月30日)の営業収益は131億1,700万円(前期比▲1.8.%)、営業利益は61億4,400万円(同▲1.3%)、経常利益は45億300万円(同0.5%増)、当期純利益は44億2,800万円(同▲1.1%)、1口当たりの分配金は1万4,512円となった。
当期は稼働率の維持・向上を重点課題とし、新規テナントへの積極的なアプローチを行なうとともに、既存テナントとのコミュニケーションに注力。契約更新の際も、個別にマーケット水準との乖離状況、賃貸面積、契約期間等を考慮するなど、柔軟な対応を行なった。賃料の下落を最小限に留めるよう、積極的に交渉を実施し、ポートフォリオの平均賃料単価は▲2.9%となった。期末時点での稼働率は93.8%となった。
次期については、営業収益136億9,900万円、営業利益61億5,700万円、経常利益44億6,500万円、当期純利益44億6,400万円、1口当たりの分配金は1万4,630円を見込んでいる。