(社)リノベーション住宅推進協議会は16日、学士会館(東京都千代田区)にて2011年度社員総会を開催。10年度事業報告および収支決算、11年度事業計画および収支予算などを承認・可決された。続いて役員の選任が行なわれ、同協議会会長に(株)インテリックス代表取締役社長の山本卓也氏、副会長に(株)リビタ常務取締役の内山博文氏が再任された。
設立2年目を迎えた10年度の事業報告では、各部会の事業について報告され、10~11月にプロモーション委員会により企画された全国一斉イベント、「リノベーションEXPO JAPAN 2010」について、多くのメディアに取り上げられるなど成果が大きかったと発表。
11年度は、(1)すまいの選択肢としての「リノベーション住宅」の認知拡大、(2)「適合リノベーション住宅」の普及、(3)持続的な活動を維持できる体制の構築と事業の検討、(4)基準の策定および技術向上に関する情報共有・勉強会の開催、(5)関連業界との連携による検査・保険保証・ローンなどの整備を重点活動とし、同協議会の実績構築や、基盤強化、リノベーション事業の環境整備などを図る。
挨拶に立った会長の山本氏は、「行政による中古住宅促進の動きが出ているなかで、同協議会が既存住宅活性化を図り先導していける組織になるよう頑張っていきたい」などと述べた。