大和証券オフィス投資法人(DOI)は17日、同投資法人の東日本大震災によるポートフォリオへの影響を発表した。
同ファンドが保有する全ポートフォリオ(全35物件)を調査した結果、各物件とも建物構造に大きな影響を及ぼす事象は発生していないことを確認。東京都・神奈川県に所在する34物件を調査した第三者調査機関からは、「各建物における地震による特筆すべき問題がない」旨の報告書を受けたとしている。
ただ、一部物件では建物内外装や設備を中心に軽微な破損が生じたため、現在補修・改修等の工事を進めており、震災の修繕費用等の概算額は1億3,500万円を見込む。
なお、当該修繕費用等は、同投資法人の第11期(2010年12月1日~11年5月31日)に全額計上予定だが、運用状況の予想に変更はない。