不動産ニュース / 開発・分譲

2011/6/20

「都市部における重層長屋」をテーマに産学民協同研究開始/コスモスイニシア

 (株)コスモスイニシアは17日、産学民協同研究プロジェクト「COCOLABO(ココラボ)2011」を6月から11月末まで行なうと発表した。

 東京藝術大学美術学部建築科元倉研究室、東京電機大学未来科学部建築学科空間デザイン研究室(山本研究室)、共立女子大学家政学部建築・デザイン学科堀研究室の建築系3研究室とともに取り組むもので、6年目を迎える同プロジェクトの今年度のテーマは、「旗竿地」を効率的に利用し、住空間の上下を重ねたメゾネットタイプの住宅を建築する「都市部の重層長屋」の研究。都市部の狭小地で長屋形式の集合住宅を建築することで、希少な住宅地を有効に活用、かつ個々の住戸については戸建住宅感覚の独立性を確保した住空間を生み出していく。 

 同プロジェクトの研究期間中、3研究室それぞれが、インターネットを通じて住戸プランなどの研究内容を段階的に発表し、その内容について一般の生活者や同社との意見交換を行なう。コミュニケーションの手法としては、SNS「Facebook」を同プロジェクトとして初めて活用、タイムリーで非匿名による深く、濃い意見交換を実施していく。また、研究過程において、親子参加型の夏休みワークショップやグループインタビューなどを開催、生活者の声を研究に反映する。最終的には「都市部における重層長屋」のプロトタイプの提案まで行なう。

 なお、同社では研究と並行し、開発・分譲事業としてタウンハウスプロジェクト「ザ・ロアハウス西荻窪」(東京都杉並区、総戸数12戸)の7月上旬の販売開始に向けて、同社ウェブサイト上で事前告知などの広告宣伝活動を展開、これまで1ヵ月間で約320件の資料請求があったことを明らかにした。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/5/1

「海外トピックス」を更新しました。

Vol.428 クアラルンプールにはなぜこんなにショッピングモールがあるのか【マレーシア】」を更新しました。

熱帯気候のマレーシア、クアラルンプールの人々が日中集まるのがショッピングモール。暑さ、湿度、雨などに煩わしい思いをすることなく、朝から晩まで過ごすことのできるショッピングモールは住民にとってなくてはならない存在のようです。こうした背景から、中間層以上にむけた都市開発の根幹とされることも多いそうです。しかし、中には問題もあるようで…続きは記事をご覧ください☆