オリックス不動産(株)はこのほど、2012年4月8日に、旧大阪厚生年金会館大ホール(以下、「旧大ホール」)をリノベーションし、「オリックス劇場」(大阪市西区)としてオープンすると発表した。なお、運営は(株)大阪シティドームが行なう。
新施設では、旧大ホールの伝統ある建物外観と2,400席の客席数を維持しながら、耐震補強工事や空調設備の新設工事を施し、安全性と環境性能を向上させる。また、舞台設備の改修だけでなく(株)永田音響設計監修のもと、音響や照明などを最新鋭の設備にアップグレードすることで、ポップス音楽だけでなくクラシック、演劇、オペラなど多種多様な公演に対応できる環境とする。さらに、客席椅子にはプレミアム席57席、VIP席10席を新設し、シートピッチを既存の幅より9センチ広げて顧客に快適な空間を提供するほか、エレベーターの新設、トイレの増設、バリアフリーの導入などを対応する。
建築面積3,517.29平方メートル、延床面積1万1,194.17平方メートル、地上5階地下1階建て。施工は(株)竹中工務店。