(社)日本ツーバイフォー建築協会は17日、ツーバイフォーによる耐火建築物の建築確認に必要な耐火構造認定の使用承諾書(2010年6月以前は大臣認証書(写し))の発行部数が、04年4月の大臣認定取得以来、累計で1,508棟と(11年5月31日現在)、1,500棟を突破したと発表した。
防火地域区分では、防火地域が1,231棟(82%)、用途別では専用住宅が929棟(62%)、階数別では3階建て以上が1,242棟(82%)と最も多い。地域別では全国38都道府県に広がっているが、東京都が1,155棟、神奈川県が151棟、愛知県が56棟と3都県で90%を占めており、ツーバイフォー耐火建築物が都市部の防火地域での3階建て住宅市場で競争力があることがうかがえることがわかった。
また、全体で44棟(3%)と棟数は少ないものの、大型社会福祉施設などの非住宅分野の実績が徐々に増えてきており、「人や環境にやさしい木造らしさの特長が評価されたもの」としている。