(株)長谷工総合研究所はこのほど、「住宅の長寿命化に対する意識調査」結果を発表した。分譲マンションに居住する一般消費者を対象に、東日本大震災発生前である2月24日から3月5日にアンケート調査を実施したもの。回収数1,900件。
住宅の長寿命化に対する関心度については、「とても関心がある」14.6%、「少し関心がある」55.3%と、一般消費者の関心の高さを裏付ける結果となった。また年齢階層別ではすべての年齢階層で関心が高く、特に50歳代の関心がより高い結果となった。
長寿命化住宅の特性として挙げた7項目(税制面、耐震性、維持管理、自由設計、資産価値、環境貢献、公的機関)に対する関心度については、「維持管理」「耐震性」「税制面」でいずれも「とても関心がある」が40%超との結果に。特に「耐震性」については「とても関心がある」が52.7%と過半数を占めた。
マンションに長く住むために期待するサービスを5つ提示し、その優先順位を尋ねたところ、「マンション建物等の点検・修繕などのサービス」が29.5%でトップとなり、以下「高齢者が住みやすくするためのサービス」22.9%、「楽しく・安心して生活できるコミュニティにするためのサービス」20.9%と続いた。