不動産総合情報サービスのアットホーム(株)は23日、同社の全国不動産情報ネットワークにおける、2011年5月期の首都圏居住用賃貸市場動向を発表した。
同月の居住用賃貸物件登録数は、26万5,780件(前年同月比22.5%増)。首都圏平均の登録賃料は、賃貸マンションが1平方メートル当たり2,510円(同▲2.7%)と2ヵ月ぶりのマイナスに。賃貸アパートは1,970円(同▲2.0%)と8ヵ月連続のマイナスとなった。1戸当たりでは、賃貸マンションが9万8,400円(同0.3%増)で2ヵ月連続のプラス。賃貸アパートが6万800円(同▲1.5%)で、13ヵ月連続のマイナスとなった。
一方、成約数は1万7,205件(同11.0%増)と、前年同月比3ヵ月ぶりに増加。23区・都下はマンション・アパートともに好調で2ケタ増となった。神奈川県はマンションの成約が回復、5,576件(同4.3%増)と同4ヵ月ぶりの増加に転じたが、埼玉県はシングルの動きが鈍く、1,349件(同▲3.0%)と同3ヵ月連続の減少となった。
1平方メートル当たりの成約賃料は、賃貸マンションが平均2,580円(同1.6%増)と5ヵ月ぶりのプラスに。賃貸アパートは1,960円(同▲3.0%)と下落し、11ヵ月連続のマイナスとなった。1戸当たりの成約賃料では、賃貸マンションが9万9,400円(同6.3%増)と5ヵ月ぶりのプラス。賃貸アパートは6万3,900円(同▲1.1%)と、5ヵ月連続のマイナスとなった。