不動産ニュース / ハウジング

2011/6/27

安定経営で永代続くビルダーめざす/ジャーブネットが全国大会

「外構などまちづくり全体を手がけることは、エコやコミュニティ創造のうえでも重要。工務店1社では難しくても、連合体として積極的にまちづくり提案できれば」と話す、宮沢俊哉主宰
「外構などまちづくり全体を手がけることは、エコやコミュニティ創造のうえでも重要。工務店1社では難しくても、連合体として積極的にまちづくり提案できれば」と話す、宮沢俊哉主宰

 全国のホームビルダーによる協働グループ「ジャーブネット」(主宰:宮沢俊哉・アキュラホーム(株)代表取締役社長)は23日、京都市内のホテルで第12回「ジャーブネット全国大会」を開催。今年度の活動方針発表、優秀会員表彰などを行なった。

 2010年度実績は、会員数が400社(前年比▲50社)、販売実績が7,477棟(同▲10.7%)だったが、会員1社の平均販売棟数は17.8棟(同1.4棟増)となった。“量より質”を追求すべく、新規入会は引き続き抑制。年間20棟以上を供給する会員の供給量は増えていることから、平均販売棟数は増加した。

 今年度は、重点施策として(1)震災復興も含めた永代住み継ぐ暮らしづくりの追求、(2)永代家守り、(3)連携から絆へ~共に育てるネットワークへ、(4)地元ビルダー主役の次世代のまちづくり展開、などを掲げた。

 東日本大震災でも、傘下工務店の建築した住宅はほとんど被害がなかったことから、長期優良住宅への積極的取組みなど耐震性の提案を強化。「外構を充実させ、まち全体をパッシブデザインとするなどまちづくりを手がけることで、よりエコでコミュニティの充実した暮らしを提案できる」(宮沢氏)との考えから、ビルダー連合などを通じ被災地のまちづくり等を積極的に提案していく方針。

 また、「永代続くビルダーをめざすには、安定経営が必須条件」(同氏)との観点から、工務店の勉強・連携・育成の場「永代ビルダー塾」を9月にも発足させる。同組織は、先進加盟店の集合体である「リーディングプロジェクト」傘下の工務店1社につき、3社程度の加盟店経営者を師事させ、経営理念や人材育成、顧客創造のノウハウ等を学ばせるもの。初年度はリーディングプロジェクトメンバー8社で24社を受け持ち、約3年間かけ指導していく。

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