東京建物(株)は8日、すでに業務提携関係にある中国の最大手上場不動産会社である万科企業股份有限公司(以下、万科企業)と、新たに「戦略的業務提携契約」を締結した。
同社は2006年、万科企業の傘下企業である上海万科房地産有限公司(以下、上海万科)と業務提携を締結。07年に万科企業と業務提携を締結、08年に日本の大手ゼネコンも交え上海万科と技術協力契約を締結するなど、万科グループとともに住宅開発と住宅の品質向上に取り組んできた。今回の提携は、同社と万科グループとの関係をよりいっそう深化・強化したもの。
戦略的業務提携契約は、(1)中国における不動産を開発・経営すること、(2)環境に配慮した高品質な住宅を開発することなど。同社は今後、万科グループの日本側窓口として、日本側出資者のとりまとめ、テナントの斡旋、品質向上技術等の提供などを実施。同グループとともに住宅事業を中核とした事業推進をめざす。