(財)東日本不動産流通機構は11日、2011年6月度の首都圏の市場動向を発表した。
同月の首都圏の中古マンションの成約件数は2,270件(前年同月比▲5.3%)と4ヵ月連続の前年同月割れとなったが、減少率は1ケタ台に縮小した。都県別では東京都が1,070件(同1.7%増)とプラス、埼玉県が309件(同▲10.7%)、千葉県が291件(同▲14.4%)、神奈川県が600件(同▲8.8%)だった。
成約単価は1平方メートル当たり38万5,400円(同0.1%増)と2ヵ月連続の上昇。成約平均価格は2,489万円(同▲1.9%)で3ヵ月連続の下落。なお、新規登録件数は1万4,447件(前年同月比27.8%増)と15ヵ月連続で前年同月を上回り、2割台の増加で推移している。
また、中古戸建住宅の成約件数は892件(同▲0.9%)とほぼ横ばいに。成約平均価格は2,903万円(前年同月比▲1.5%)と、再び前年割れとなった。