(財)東日本不動産流通機構(東日本レインズ)は15日、2011年4~6月の首都圏不動産流通市場の動向を発表した。
同期の首都圏中古マンション成約件数は6,779件(前年同期比▲10.3%)で5期連続で前年同期を下回り、東日本大震災の影響で2ケタを超える減少となった。都県別では、東京都3,060件(同▲9.8%)、埼玉県940件(同▲9.5%)、千葉県886件(同▲14.5%)、神奈川県1,893件(同▲9.3%)と全都県で前年同期を下回った。
成約単価は1平方メートル平均で38万6,800円(同▲0.2%)。成約物件価格は2,508万円(同▲1.2%)となっている。成約物件の平均専有面積は64.85平方メートル(同▲1.0%)、成約物件の平均築年数は18.36年だった。
また、中古戸建住宅の成約件数は2,524件(同▲7.1%)で、3期連続の前年同期割れ。新築戸建住宅の成約件数は1,064件(同5.8%増)で、4期連続の前年同期比プラスとなった。