大和ハウス工業(株)は19日、CO2排出量を最大約50%削減可能な環境配慮型オフィス「D's SMART OFFICE(ディーズ スマート オフィス)を全国で発売した。法人向けの建築物について、2020年までに環境負荷「0(ゼロ)」(運用時のCO2排出量ゼロ)をめざす新たなプロジェクト「Smart-Eco Project(スマートエコプロジェクト)」の第一弾となるもの。
同オフィスは、鉄骨構造、外張り断熱通気外壁を採用。自然の力を生かす「パッシブコントロール」や創エネ・省エネ・蓄エネを行なう「アクティブコントロール」、それらを適正に制御する「スマートマネジメント」を組み合わせることで、同社従来建築と比較して最大約50%のCO2排出量の削減を可能とした。さらに、ユーザーの環境に対するニーズをヒアリングした後に、環境負荷をシミュレーションし、ニーズとコストに応じた最適な環境配慮設計を行なう。
自由設計タイプと、同社独自のシステム建築を採用したダイワコンフォルトタイプの2タイプを用意。ダイワコンフォルトタイプ「エクストラグレード」300坪の場合、建物本体価格3.3平方メートル当たり50万円台(税込み)から販売。