(株)毎日コムネットは20日、2011年5月期決算説明会を開催した。
決算期を11月から5月へ変更したため、当期は6ヵ月間の変則決算。当期(10年12月1日~11年5月31日)の連結売上高は52億4,900万円(同期間となる前年中間期比30.0%増)、営業利益5億5,400万円(同10.5%増)、経常利益4億9,100万円(同16.2%増)、当期純利益2億8,700万円(同23.8%増)。震災による学事イベントの延期や中止が学生生活支援事業に影響したものの、不動産ソリューション事業における学生マンション部門は、高まる学生の安心・快適な住居ニーズに支えられたうえ、販売用不動産の売却が順調に進み、ほぼ計画どおりに推移した。
主力の不動産ソリューション事業は、売上高46億9,515万円(前:43.9%増)、営業利益12億7,239万円(同15.1%増)。
学生生活支援事業は、人材ソリューション部門への影響は微小にとどめたものの、課外活動支援部門が、震災による学事イベントの中止や延期などにより影響を受け、売上高5億5,419万円(同▲28.4%)、営業利益2億8,714万円(同▲27.6%)と大幅減となった。
同日会見した同社代表取締役社長・伊藤 守氏は、「(7月14日発表した)河合塾グループとの資本業務提携により、今後は河合塾の学生への学生マンション斡旋を強化するとともに、国際学生寮などの共同開発も進めていく」などと話した。
来期も、景気の影響を受けにくい不動産ソリューション事業を主軸に展開し、連結売上高は97億2,000万円、営業利益5億7,000万円、経常利益4億8,000万円、当期純利益2億9,000万円を見込む。