(財)日本賃貸住宅管理協会はこのほど、同協会が推進している「めやす賃料表示」契約者アンケート結果を発表した。「めやす賃料」表示を取り入れている会員会社店頭で賃貸借契約をしたユーザー379名を調査した。
「めやす賃料を来店前から知っているか」の問いでは、「知らなかった」が78.9%、「知っていた」が21.1%と事前認知度は2割に過ぎなかった。ただし「めやす賃料はわかりやすいと思うか」の問いでは、「わかりやすい」が61.8%と評価は高かった。
また、「めやす賃料を参考にした」とするユーザーが44.4%と4割を超え、とくに女性は50.7%と過半数に達した。利用方法については64.7%が「検討している物件同士をめやす賃料で比較した」と答えていた。
一方、めやす賃料への不満点として「表示が小さい」「駐車場代なども入れてほしい」「4年間のアベレージだけでなく、総額も表示してほしい」といった声が寄せられたことから、同協会では「項目や表示方法に改善の課題がある」とし、これらについて改善を検討していく方針。