不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2011/7/28

個人向け住宅分譲の利益率が改善/三井不動産12年3月期第1四半期決算

 三井不動産(株)は28日、2012年3月期第1四半期決算を発表した。

 当期(11年4月1日~6月30日)の連結売上高は2,791億5,300万円(前年同期比▲1.3%)、営業利益219億6,900万円(同19.7%増)、経常利益161億8,800万円(同24.4%増)、当期純利益64億7,100万円(同44.2%増)となった。
 
 賃貸セグメントでは、「日比谷三井ビルディング」を建替えに向けて稼働停止したほか、既存オフィスビルの減収などがあったものの、前期に竣工した「三井住友銀行本店ビルディング」や「アウトレットパーク 滋賀竜王」など通期物件の収益が寄与し、売上高1,017億円(同▲1.7%)、営業利益242億円(同2.1%増)となった。
 都心5区のオフィス賃貸市場における空室率は高水準で推移しているものの、震災によるテナントの安心や安全に対する関心の高まりなどを受け、同社オフィスの空室率は4.4%と低位で推移している。

 分譲セグメントでは、個人顧客向けの住宅分譲において計上戸数が増加、および利益率が改善。また、投資家向けの分譲等ではSPCから分譲配当の計上などもあり、売上高570億円(同▲3.4%)、営業利益33億円(前年同期:営業損失19億円)となり、わずかに減収したものの、大幅な増益となった。
 マンション分譲の販売状況は概ね震災前の水準に回復しており、当期までの契約進捗率は52%。また、完成在庫も474戸と順調に進捗している。

 通期については、売上高1兆4,000億円、営業利益1,150億円、経常利益920億円、当期純利益470億円を見込んでいる。

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