不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2011/8/11

受託資産の減少など響き売上高58%減/ケネディクス11年12月期第2四半期決算

 ケネディクス(株)は9日、2011年12月期第2四半機決算を発表した。

 当期(11年1月1日~6月30日)の連結売上高は97億2,400万円(前年同期比▲58.0%)、営業利益35億2,700万円(同▲35.0%)、経常利益15億9,300万円(同▲45.4%)、当期純利益6億6,200万円(前年同期:当期純損失5億3,500万円)。震災に係る災害損失や、匿名組合出資持分の譲渡損など特別損失に6億計上したものの最終利益は確保した。

 セグメント別では、アセットマネジメント事業は、前年同期にオーストラリア証券取引所に上場する不動産投資信託の私募ファンド化にともなうパフォーマンスフィーの計上があったことや受託資産が一時的に減少したこと等に伴い、管理報酬であるアセットマネジメントフィーを中心にフィー収入が前年同期と比較して減少。営業収益は25億5,700万円、営業利益は15億6,500万円となった。

 不動産投資事業は、匿名組合分配損失を計上したものの、自己勘定保有物件のうち、たな卸資産の保有期間における賃貸収入を計上したほか、バルク案件の物件売却を推進したこと等の結果、営業収益37億4,700万円、営業利益9億500万円となった。

 不動産賃貸事業は、自己勘定保有物件のうち、長期保有目的不動産として位置づけた固定資産から安定的な賃貸収入を計上した結果、営業収益38億8,500万円、営業利益14億1,800万円となった。

 通期は、連結売上高219億円、営業利益76億円、経常利益37億円、当期純利益20億円を見込む。

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