(財)東日本不動産流通機構は10日、2011年7月度の首都圏の市場動向を発表した。
同月の首都圏の中古マンションの成約件数は2,334件(前年同月比▲5.1%)と5ヵ月連続の前年同月割れとなったが、減少率は6月同様5%台だった。都県別では東京都が1,094件(同▲0.8%)、埼玉県が323件(同3.9%増)、千葉県が293件(同▲14.6%)、神奈川県が624件(同▲11.1%)と埼玉県を除き前年割れとなった。
成約単価は1平方メートル当たり38万3,200円(同▲2.9%)と3ヵ月ぶりの前年割れ。成約平均価格は2,480万円(同▲3.4%)で4ヵ月連続の下落だった。新規登録件数は1万4,943件(前年同月比28.2%増)と16ヵ月連続で前年同月を上回り、4ヵ月連続で2割台の増加で推移している。
また、中古戸建住宅の成約件数は878件(同0.3%増)と、震災後初めて(5ヵ月ぶり)前年同月を上回った。成約平均価格は2,966万円(前年同月比▲2.6%)と、2ヵ月連続の前年割れとなった。