不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2011/8/15

1口当たりの分配金は5,611円/JPR11年6月期決算

 日本プライムリアルティ投資法人(JPR)は12日、2011年6月期(第19期)決算を発表。15日に決算説明会を行なった。

 当期(11年1月1日~6月30日)の営業収益は115億2,900万円(前期比▲2.9%)、営業利益は56億300万円(同▲4.8%)、経常利益は40億7,500万円(同0.9%増)、当期純利益は40億1,000万円(同▲0.7%)、1口当たり分配金は5,611円(同▲69円)。解約違約金等収入の剥落、営業外収益の改善効果により経常増益となったものの、震災の影響による特別損失6,400万円を計上したため、分配金は前期水準をやや下回る結果となった。

 当期は、稼働率の維持・向上をめざし、大口テナントの解約により低稼働となった「東京建物本町ビル」(大阪市中央区)および「JPR名古屋伏見ビル」(名古屋市中区)について、新規リーシングに注力。それぞれ約80%、約70%と稼働率を早期かつ大幅に向上させた。期末時点での保有資産残高は56物件、取得価格ベースで3,415億円。なお、今期の新規取得物件はなし。

 次期については、営業収益116億9,400万円、営業利益56億4,100万円、経常利益40億7,600万円、当期純利益40億7,500万円、1口当たり分配金5,700円を予想。

 同投資法人代表取締役社長の大久保 聡氏は今後について「20期(11年12月期)には増収増益、21期(12年6月期)には経常増益を達成する見込みである。依然としてマーケットは弱含みのところもあるが、JPRの分配金については底固めをしていきたい」などと述べ、21期には分配金6,000円台も見込んでいるとした。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年9月号
アクティブシニアの最新住宅ニーズ!
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/7/5

「月刊不動産流通2025年8月号」発売中!

月刊不動産流通研究所2025年8月号」が発売となりました!
特集は、「今こそ! リスキリング」。社会が目まぐるしく変化する中で、不動産事業者も取り巻く環境に適応するためのスキルアップが不可欠です。本特集では、新たな課題への対応や業績向上に向け社員の「リスキリング」支援に取り組む事業者に着目。その狙いや取り組み、効果を紹介します。