トヨタホーム(株)は、2010年度の戸建販売戸数(着工ベース)が、愛知県および東海3県(愛知県、岐阜県、三重県)でそれぞれ第1位になったと発表した。愛知県での1位は11年連続、東海3県では4年連続の1位。
同ランキングは(株)住宅産業研究所による「10年度住宅メーカー販売実績調査」によるもの。トヨタホームでは、10年1月から、地球環境に配慮したトヨタホームを表す総合名称として「エコミライの家」を採用。10年度に入ってからは、“ポスト団塊ジュニア世代”をメインターゲットとした企画型商品「LQ(エルキュー)」を6月に発売、9月には戸建住宅の「シンセシリーズ」、「エスパシオシリーズ」全商品に「エコミライの家」の最上級モデルとして、最も「省エネ・省CO2」で、光熱費を大幅に削減できる「エコミライの家 プレミアモデル」を設定、発売した。
10年度の住宅市場は、住宅エコポイント制度など各種の住宅取得支援策を背景に、前年度の80万戸割れという記録的な落込みから一定の回復をみせ、東海地区でも同様な傾向で推移したことから、同社でも堅調に戸数を伸ばし、愛知県で1,690戸、東海3県で1,960戸を達成した。なお、愛知県の2位は積水ハウス(1,140戸)、3位は旭化成ホームズ(1,065戸)。東海3県の2位は積水ハウス(1,870戸)、3位は大和ハウス工業(1,585戸)となっている。