不動産ニュース / 調査・統計データ

2011/8/23

期待利回りは引き続き安定。投資家心理は大幅に改善/CBRE調査

 シービー・リチャードエリス(CBRE)は23日、「不動産投資に関するアンケート」結果を発表した。東京主要部の各セクター(オフィス、賃貸マンション、商業施設、ホテル、倉庫)の期待利回り(NOIベース)水準などを把握するため四半期ごとに実施しているもの。不動産投資に関わる210名を対象に、7月1~13日にかけメールでアンケート調査を実施。155件の回答を得た。

 オフィスの期待利回りは、東京(大手町)が4.30~4.70%(前四半期比:下限・上限ともに変化なし)、大阪(全体)が6.50~6.80(同:下限変化なし、上限10bps低下)、名古屋(全体)が6.50~7.10(同:下限20bps低下、上限変化なし)。名古屋オフィスの下限値が20bps低下、東京主要5区のホテルが下限値・上限値ともに10bps低下した以外、全般的にほぼ横ばいとなった。

 また、東京のオフィスビルの「不動産取引量」、「売買取引価格」、「NOI」、「期待利回り」、「金融機関の貸出態度」および「投融資取組スタンス」の各項目について、1年先の状況を尋ねた設問の回答(DIとして集計)は、さらなる改善を予測する結果となった。 
 足元の現在の状況においても、「不動産取引量」はクラスを問わず前回より30ポイント前後の上昇、「不動産取引価格」も20~30ポイント上昇。同社は、「東京のオフィスの投資マーケットに対する投資家の足元、および1年先の見通しは、震災直後に比べ大幅に改善してきている」と分析している。

 なお、アンケート詳細は同社ホームページ参照。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年12月号
コスパと効果、どちらも大切!
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/10/1

「海外トピックス」を更新しました。

vol.433 世界遺産都市マラッカの医療ツーリズム環境【マレーシア】」を更新しました。

医療を目的に渡航する「医療ツーリズム」。マレーシアは近年、その医療ツーリズムの拠点として成長を遂げています。今回は、歴史的街区が有名な国際観光地マラッカの病院を取材。多くの医療ツーリストを受け入れている環境について探りました。…続きは記事をご覧ください☆