特定非営利法人日本ファイナンシャル・プランナーズ協会は23日、2010年度(10年4~11年3月)に実施した無料体験相談の結果を発表した。
FP広報センターに寄せられた電話相談件数は1,113件となり、「生涯生活設計」(566件)や「金融資産運用設計」(198件)、「相続・贈与」(120件)などが上位を占めた。特に住宅ローンの借り換えや将来を見据えた生活設計についての相談が多く寄せられた。
また、暮らしやお金に関する無料の体験相談「くらしとお金のFP相談室」には457件の相談が寄せられ、「生涯生活設計の立て方や考え方」(138件)や「生保の見直し」(116件)、「住宅ローン返済見直し」(111件)などが上位に。景気後退を受けた家計の改善や見直しといった傾向がみられた。
そのほか、5月より実施している被災者支援のための生活再建「無料相談」には7月31日までに419件の相談があり、相談内容は「住宅(リフォーム他)」(89件)、被災地支援制度(66件)、住宅ローン(49件)など、住宅に関する相談が多かった。