不動産総合情報サービスのアットホーム(株)は25日、同社の全国不動産情報ネットワークにおける7月期の首都圏居住用賃貸市場動向を発表した。
同月の居住用賃貸物件登録数は、27万1,107件(前年同月比27.9%増)。首都圏平均の登録賃料は、賃貸マンションが1平方メートル当たり 2,510円(同▲4.6%)と3ヵ月連続のマイナスに。賃貸アパートは1,920円(同▲4.0%)と10ヵ月連続のマイナスとなった。戸当たりでは、賃貸マンションが9万6,800円(同▲4.2%)で2ヵ月連続のマイナス。賃貸アパートが6万300円(同▲2.9%)で、15ヵ月連続のマイナスとなった。
一方、成約件数は1万7,832件(同13.1%増)と、3ヵ月連続の2ケタ増。特に23区・都下でこの3ヵ月間の増加が目立ち、震災後の回復が顕著となった。
また、23区の成約物件の面積別割合は、50~70平方メートルのマンションが17.3%(同2.7%増)と、好調を続けておりファミリー層の都心回帰の動きがみられた。
1平方メートル当たりの成約賃料は、賃貸マンションが平均2,520円(同▲1.2%)と2ヵ月連続のマイナス。賃貸アパートは1,910円(同▲3.5%)と13ヵ月連続のマイナスとなった。1戸当たりの成約賃料は、賃貸マンションが9万6,100円(同▲1.3%)と2ヵ月連続のマイナス。賃貸アパートは6万3,300円(同▲1.9%)と7ヵ月連続のマイナスとなった。