(株)タカラレーベンは29日、売電と蓄電を両立した「戸別蓄電付き売電可能太陽光システム」が完成したと発表。現在販売中の分譲マンション「レーベンリヴァーレ横濱鶴ヶ峰ヒルズ」(横浜市旭区、総戸数99戸)への導入を決定した。
同商品は、蓄電池からの電力使用を「非常時」に限定される仕組みとし、「通常時」と切り離すことにより、夜間の安い電力を蓄電し昼間にそれを売電すると利益が出てしまうという問題を解決したことで、売電と蓄電の両立を可能にしたもの。
また、蓄電池側のシステムにより、停電を検知すると、蓄電池にため込んだ電力を使用するモードに自動的に切り替わるため、いくつかのコンセントはそのまま使用することができる。さらに、災害時には、太陽光発電システムのパワーコンディショナーを「自立運転モード」にすることで、分電盤を通さず、太陽光発電から蓄電池への直接充電が可能となる。
今後開発する物件にも順次導入していく予定。