不動産総合情報サービスのアットホーム(株)は30日、2011年7月期の首都圏新築戸建住宅および中古マンションの登録・成約価格について発表した。同社の全国不動産情報ネットワークにおける登録物件(新築戸建8,395件、中古マンション1,419件)と成約物件(新築戸建1,555件、中古マンション358件)の価格についてまとめたもの。
新築戸建の登録価格は、首都圏平均で1戸当たり3,271万円(前年同月比6.8%増)で、9ヵ月連続のプラスとなった。成約価格は1戸当たり3,292万円(同4.7%増)と7ヵ月連続のプラス。前月比では、高額物件の多い東京23区の成約が好調だったこともあり、プラス(1.7%増)に転じた。一方、東京23区の成約価格は4,449万円(前年同月比▲2.7%)と価格自体は軟調で、再び4,500万円を割り込んだ。
中古マンションの登録価格は、首都圏平均で1戸当たり2,286万円(同2.0%増)で、前年同月比で20ヵ月連続のプラスとなった。成約価格は1戸当たり2,247万円(同4.9%増)で、再びプラスに。前月と一転、東京23区の平均価格が高価格帯の物件の増加で2,862万円(同13.5%増)と大幅に上昇したことによるもので、前月比についても再びプラスとなった。ただし、成約物件の平均価格は、16ヶ月連続で登録物件の平均を下回っている。