不動産ニュース / 調査・統計データ

2011/9/2

2011年第2四半期は、クロスボーダー取引が大幅増/JLL調査

 ジョーンズ ラング ラサールは、「グローバル・キャピタル・フロー」と題したレポートを発表した。

 2011年第2四半期においては、クロスボーダー取引(国外不動産の取引)が50%増加し、世界の商業用不動産への直接投資額1,035億米ドルの実に半分を占めた。また通年の取引額については、景気がさらに著しく悪化することがない限りは4,400億米ドルに達すると予想している。

 なお、第2四半期のクロスボーダー投資の総額は380億米ドル(第1四半期比66%増)。シンガポール資本が中国で複数の大型物件を取得するなど海外投資を倍増させたことや、グローバルファンドによる投資急増が牽引役となった。シンガポールは、ポートフォリオ取引を除く取引額ランキングでも、ニューヨーク、ロンドン、トロント、香港に続き、5位にランキングしている。
 他の主要クロスボーダー投資家(アメリカ、ドイツ、カナダ、イギリス)による取得額は、おおむね横ばいで推移した。

 同社のインターナショナル・キャピタル・グループ統括のアーサー・デ・ハースト氏は、「今年前半は、企業は国内に投資、プライベートエクイティや非上場ファンドは国外に投資する傾向が見られた。クロスボーダー投資に関しては経験豊富なファンドマネージャーに頼っており、不透明な経済期環境が続いた場合、下半期についてもこのトレンドが続くだろう」とコメントしている。

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年8月号
社員が成長すると、会社も伸びる!
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/7/5

「月刊不動産流通2025年8月号」発売中!

月刊不動産流通研究所2025年8月号」が発売となりました!
特集は、「今こそ! リスキリング」。社会が目まぐるしく変化する中で、不動産事業者も取り巻く環境に適応するためのスキルアップが不可欠です。本特集では、新たな課題への対応や業績向上に向け社員の「リスキリング」支援に取り組む事業者に着目。その狙いや取り組み、効果を紹介します。