不動産ニュース / 調査・統計データ

2011/9/7

都心5区の大規模オフィスビル、現空面積過去最大の減少/三幸エステート調査

 三幸エステート(株)は7日、大規模オフィスビル(基準階貸室面積200坪以上)のマーケットデータをまとめた「オフィスマーケット2011年9月号」を発表した。

 当期の東京都心5区のビル空室率は、現空面積が27万2,880坪(前月比▲2万5,285坪)と過去最大の減少となったことで、5.66%(同▲0.45ポイント)と大きく低下した。賃料も、坪当たり2万700円(同207円増)と、5ヵ月ぶりに上昇した。
 通常動きが鈍い夏場にもかかわらずマーケットが活況を呈したことについて同社は「震災で先延ばしされたニーズがまとまって顕在化した一時的現象の可能性がある」とし、「依然として高水準の募集面積、今後本格化する竣工ビルからの新規供給等のリスク要因もあるだけに、マーケットの方向性は不透明」と分析している。

 また、全国の6大都市別の空室率は、東京23区が6.6%(同▲0.3ポイント)、札幌市7.9%(同▲0.5ポイント)、仙台市15.4%(同▲0.3ポイント)、名古屋市10.1%(同▲0.9ポイント)、大阪市10.5%(同増減なし)、福岡市10.9%(同増減なし)とほぼ全面的に低下傾向となった。

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