三鬼商事(株)は9日、2011年8月末時点のオフィスビル市況調査を発表した。
東京ビジネス地区の平均空室率は8.65%(前月比▲0.11ポイント)と、テナント企業の統合の動きによる影響などで、空室面積が7,400坪減少したことにより、5ヵ月連続で低下した。平均賃料は、坪当たり1万7,136円(同▲89円)。
一方、大阪ビジネス地区の平均空室率は11.49%(同▲0.13ポイント)で3ヵ月連続の低下。テナント企業の移転の動きは落ち着いているものの、主要エリアでオフィス統合・集約、館内増床などの動きによるもの。空室面積は1ヵ月で約2,800坪減少。平均賃料は、坪当たり1万1,762円(同▲6円)だった。