近鉄不動産(株)は17日、太陽光と太陽熱を有効活用する「Wソーラーシステム」を導入した環境配慮型モデルハウスを、奈良県生駒市の「近鉄白庭台住宅地」内にオープンする。
従来の太陽光発電パネルと太陽熱集熱パネルは、パネル形状が異なるため一体設置ができなかったが、一体フラットパネルを使用した太陽光・太陽熱の「Wソーラーシステム」を大阪ガス(株)、高木産業(株)、長州産業(株)と共同開発。太陽光発電パネルによる発電と、太陽熱を給湯や温水暖房に利用できる太陽熱利用ガス温水システム「SOLAMO」との組合せが可能となった。補助熱源機として潜熱回収型高効率ガス給湯器「エコジョーズ」も合わせて採用。雨天・曇天など太陽熱が不足するときでも湯の使用を可能とした。
また、モデルハウスでは、奈良県内に放置してある未利用材を集成材に加工、JAS規格および奈良県地域材認証センターの基準に合致した木材として、構造躯体の土台、大引き、柱(大壁)等に使用している。今後、同社が建設する建物に広く使用していくとともに、地場産木材の利用普及促進につなげていく考え。
モデルハウスの延床面積は138.00平方メートル。営業時間は10~17時(毎週水・木定休)。