森ヒルズリート投資法人(MHR)は14日、2011年7月期決算を発表した。
当期(11年2月1日~7月31日)は、営業収益52億5,700万円(前期比▲4.1%)、営業利益30億5,900万円(同3.5%増)、経常利益19億4,700万円(同5.8%増)、当期純利益19億3,300万円(同5.1%増)、1口当たり分配金8,352円(同405円増)となった。
当期は、ポートフォリオ構築戦略の中核として掲げる「プレミアム物件」に該当する資産として、スポンサーである森ビル(株)から新たに「アーク森ビル」(23階を対象とする区分所有権の共有持分50%および25階)、「赤坂溜池タワー」(住宅)を取得するとともに、ポートフォリオの利回り向上のため、「元麻布ヒルズ(86 区画)」を譲渡する物件相互売買を実施。
当期末における不動産ポートフォリオは、保有物件ベースで11物件、既投資額2,121億3,600万円(取得価格ベース)、総賃貸可能面積9万8,632.64平方メートル、稼働率94.9%となった。
次期は、営業収益47億6,100万円、営業利益31億900万円、経常利益19億6,900万円、当期純利益19億6,700万円、1口当たり分配金8,500円を見込む。