ポラスグループの(株)中央住宅は25日、戸建住宅分譲地「オランジェ吉川南」(埼玉県吉川市、全87棟)のまちびらきイベントを開催した。
同分譲地は、JR武蔵野線「新三郷」駅、「吉川」駅間に2012年春開設予定の「吉川美南」駅徒歩9分に位置する、総開発面積約1万6,000平方メートルの大型分譲地。全棟150平方メートル以上の区割りを実現したほか、埼玉県で初となる景観協定を締結。建物の高さや配置、緑化などの基準を設け、良好な景観が維持管理される仕組みを作っている。
また、同社が入居後2年間にわたり、まちなみの育成やコミュニティ形成を目的に草花の学習などを実施していく。今回のまちびらきイベントもその一環で、ガーデンニングの講師を招きワークショップを実施し、48組104名が参加した。
イベントの冒頭に挨拶した同社代表取締役社長の品川典久氏は、「87棟という大規模な分譲地は、バラバラに開発してしまうとまちの魅力が半減してしまう。埼玉県初の景観協定を導入したが、景観は住民の方の協力がないと維持できないもの。そのためにもコミュニティを育み、大切にしていってもらいたい」などと語った。
なお、同団地は、10月14日からの最終販売の前にすでに68棟が販売済み。購入者は、30歳代中盤の一次取得層が中心という。