一般社団法人高齢者住宅推進機構は26日、5月27日に設立した同機構の「設立記念シンポジウム」を開催した。
同機構は、高齢者が安心・快適に住まうことができるように、高齢者の住生活、住宅・福祉・医療などの連携等に関する調査・研究や情報交換、施策・検討などを行ない、参加する法人の活動を通じて、高齢者の居住の安定向上を目的として設立されたもの。
開会の挨拶に立った、同機構代表理事の樋口武男氏(大和ハウス工業(株)代表取締役会長)は「当機構の活動の実質的なスタートは本日である。このシンポジウムは当機構の役割と今後の活動の方向性についての共通認識を助成するとともに、広く一般に発信するもの」とし、「今後は、調査・研究、セミナーなどの活動を積極的にしていきたい。現時点での会員数は56法人だが、当面は100を超えるような規模となるよう、広く会員を募っていきたい」などと語った。
シンポジウムでは(株)日本政策投資銀行 地域振興グループ参事役の藻谷浩介氏による基調講演のほか、国際医療福祉大学大学院教授で(財)高齢者住宅財団理事長の高橋紘士氏、社会福祉法人新生会名誉理事長の石原美智子氏などによるパネルディスカッションが行なわれた。