(株)明豊エンタープライズは26日、2011年7月期の決算短信を発表した。
当期(2010年8月1日~11年7月31日)の連結経営成績は、売上高130億5,100万円(前期比▲8.7%)、営業損失17億2,900万円(前年同期:営業損失4億9,800万円)、経常損失20億2,100万円(同:経常損失10億5,400万円)、純損失27億5,200万円(同:純損失13億6,900万円)であった。
同社グループは今後の事業再構築をめざすにあたり、保有資産の抜本的な見直しを実施。たな卸資産評価損14億6,900万円を売上原価に計上し、また固定資産の減損2億9,300万円を特別損失として計上。結果、14億1,600万円の債務超過に陥った。
これを受け、同社は単独での抜本的な再生は困難と判断。事業再生ADR手続の利用申請を行ない、同日受理された。
今後、同社グループを支援するスポンサーを選定すべく交渉を進めていく予定。
次期の予想については、事業再生手続きの中で事業再生計画案を作成していくため現在では合理的な予想ができないことから、公表していない。