不動産ニュース / ハウジング

2011/9/30

ターゲットは「イクメン」、共働き子育て世代向け住宅を発売/大和ハウス工業

玄関に隣接する「パパ土間」
玄関に隣接する「パパ土間」
「ひろびろバルコニー」は大きく軒が掛かっているので、洗濯物が雨に濡れずセカンドガーデンとして利用できる
「ひろびろバルコニー」は大きく軒が掛かっているので、洗濯物が雨に濡れずセカンドガーデンとして利用できる

 大和ハウス工業(株)は、軽量鉄骨造の2階建て戸建住宅「xevo Li(ジーヴォ リアン)」を10月6日から発売する。

 「外張り断熱通期外壁」を採用し、長期優良住宅認定制度に標準仕様で適合する「xevo」シリーズの新商品。近年増加している、育児や家事への参加意識が高い父親(「イクメン」「カジメン」)をターゲットに、「家族の幸せを願うパパとその家族がいつまで“絆”を育む家」をコンセプトに開発。商品名の「Li」はフランス語で絆を意味する「LIEN(リアン)」の頭文字をとった。

 プランごとにさまざまな「リアン空間」を提案。1・2階どちらにも属さない空間として階段の踊り場を拡張した「ファミリーステージ」を配置。また、自転車の修理などさまざまな用途に使える土間スペースをつなげた「パパ土間」を設ける。従来よりもダイニングキッチンをコンパクトにした新たな食育空間「スマートダイネット」、奥行き1.2m以上を確保した「ひろびろバルコニー」などを取り入れることで“家族の絆”を育んでいく。そのほか、家事の時短につながる家事動線や適材適所の収納といった「らくらくHouseキーピング」、タタミスペースやリビング階段を設置する「のびのびKidsケア」などを取り入れている。

 また、家族が生活の中でエコや節電を意識できる仕組みとして全館空調制御システム「エアスイート」や「電気自動車用充電システム」を採用するとともに、屋根一面に太陽光パネルを敷き詰めた同社オリジナルの太陽光発電システム「スタイリッシュソーラー」を提案する。

 30日に開催した商品発表会で、同社上席執行役員住宅事業推進部長の中村 泉氏は「1次取得層の共働き世帯は、子供の成長が住宅購入のきっかけとなることが多い。この商品は、父親が子育てや家事に参加しやすい環境をつくることで、家族の絆を強くすることができる」などと語った。
 
 販売価格は、モデルプランは、3.3平方メートル当たり54.6万円~(税込み、太陽光発電3.13kW搭載)。販売地域は北海道・沖縄を除く全国(一部地域を除く)、販売目標は年間1,320棟をめざす。

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