野村不動産アーバンネット(株)は5日、2011年10月1日時点の首都圏住宅地地価、中古マンション価格の実勢調査を発表した。四半期ごとに実施しているもの。
住宅地地価は、四半期比較で全体の64.3%が「横ばい」(前回:70.7%)、「値下がり」が30.0%(同:20.7%)、「値上がり」が5.7%(同:8.6%)となり、4~6月期の変動率は首都圏平均で▲1.0%(同:▲0.4%)と、2期連続のマイナスとなり、下落率も拡大した。
中古マンション価格は、首都圏平均で▲0.9%(同:▲0.6%)と、やはり2期連続のマイナスとなり、下落率が拡大。四半期比較で「横ばい」を示した地点が60.9%(同:60.5%)、「値下がり」が35.3%(同:30.7%)と、値下がりの地点数がさらに増加している。
なお、年間ベースの地価変動率は、首都圏平均で▲0.7%(同:0.3%)、と7期ぶりのマイナスとなり、中古マンション価格変動率は▲1.6%(同:▲1.0%)とさらに弱含みとなった。