(財)東日本不動産流通機構は11日、2011年9月度の首都圏の市場動向を発表した。
同月の首都圏の中古マンションの成約件数は2,513件(前年同月比▲3.6%)と7ヵ月連続の前年同月割れとなったが、減少率はやや小さくなった。都県別では東京都が1,156件(同増減なし)、埼玉県が328件(同▲9.6%)、千葉県が334件(同▲9.2%)、神奈川県が695件(同▲3.5%)と東京都を除き前年割れとなった。
成約単価は1平方メートル当たり38万7,700円(同▲2.2%)と3ヵ月連続の前年割れ。成約平均価格は2,515万円(同▲2.5%)で6ヵ月連続の下落だった。新規登録件数は1万5,383件(前年同月比25.2%増)と18ヵ月連続で前年同月を上回り、6ヵ月連続で2割台の増加で推移している。また、在庫件数は4万2,605件(同32.0%増)で、12ヵ月連続の2ケタ増、5ヵ月連続の3割台の増加で推移する。
一方、中古戸建住宅の成約件数は911件(同▲3.0%)と、3ヵ月ぶりに前年同月を下回った。成約平均価格は3,003万円(前年同月比▲2.5%)と、4ヵ月連続の前年割れとなったものの、7ヵ月ぶりに3,000万円台を回復した。