不動産ニュース / 調査・統計データ

2011/10/12

高齢者住宅選択する親世代、「子供の住まいとの距離」にはこだわらず/東建不販調査

 東京建物不動産販売(株)は12日、首都圏在住の40~70歳代の男女742人を対象にした「高齢者の住まいに関するアンケート」結果を発表した。

 子世代に、両親らが高齢者住宅などに越す場合、自身の家からどの程度の範囲なら許容できるかを聞いたところ、「自分と買い物などの生活圏が変わらない範囲」「自分と同じ最寄駅の範囲」を希望する回答が比較的多かったものの、最多回答は「特に希望はない」(「両親らが自立状態での引っ越し」で33.4%、「両親が要介護・要支援で引っ越し」で26.7%)となった。また、親世代自身が高齢者住宅などに引っ越しする場合についても、「特に希望はない」が42.7%を占めた。

 引っ越し先で必要なことについては、「安心安全な住宅機能があること」がトップ(「両親らが自立状態での引っ越し」で35.0%、「両親が要介護・要支援で引っ越し」で48.4%)に。「自身が引っ越しする場合で、引っ越し先で必要なこと」については、「生活や交通の利便性」が1位で、親世代の自立心の強さがうかがえる結果となった。

 また、制度施行後6年が経過している「適合高齢者専用賃貸住宅」の認知度については、「どういうものか詳しく知っている」がわずか9.8%、「名前は聞いたことがある」が48.1%とほぼ過半数で、十分に浸透しているとは言えない結果となった。同社では、「10月20日に施行される『改正高齢者住まい法』による『サービス付き高齢者向け住宅』がどの程度短い期間で浸透していくか、興味深い」とコメントしている。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年11月号
再注目の民泊。市場動向、運営上の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/10/1

「海外トピックス」を更新しました。

vol.433 世界遺産都市マラッカの医療ツーリズム環境【マレーシア】」を更新しました。

医療を目的に渡航する「医療ツーリズム」。マレーシアは近年、その医療ツーリズムの拠点として成長を遂げています。今回は、歴史的街区が有名な国際観光地マラッカの病院を取材。多くの医療ツーリストを受け入れている環境について探りました。…続きは記事をご覧ください☆