不動産ニュース / ハウジング

2011/10/13

「スマートハウス」の中核技術を搭載した住宅、年内にも発売/トヨタホーム

HEMSイメージ
HEMSイメージ

 トヨタホーム(株)は、「スマートハウス」実現の中核技術である(1)ホーム・エネルギー・マネジメント・システム(HEMS)、(2)家庭用蓄電池、(3)EV(電気自動車)・PHV (プラグインハイブリッド=家庭用電源から蓄電池に充電できるハイブリッド車)充電器、(4)非常時給電システムを開発した。

 HEMSは、太陽光発電、エコキュート、蓄電池など家庭内のエネルギー機器や、EV・PHVをつなぎ、見える化や制御をして、エネルギーとCO2削減するシステム。通信でのサービス機能を持つ「トヨタスマートセンター」と連携し、外出先から施錠忘れの確認や施錠、エアコンのオン・オフ、帰宅前のお風呂の湯張りなどができる機能も備えている。

 家庭用蓄電池はHEMSと連携し、深夜に充電して昼間のピーク時の系統電力消費を抑制する。時間帯別電灯契約の場合は、安価な深夜電力を充電することでコストメリットを出すことができる。

 充電器はHEMSと連携し、過度の電力消費を抑制するピークカット機能やタイマー充電、太陽光が発電している時の優先充電機能などの充電制御を実現。非常時給電システムは、災害などによる停電時でも生活に最低限必要な電力を外部電源から得ることで、生活の安全・安心を確保することができる電力供給システムで、家庭用蓄電池やハイブリッド車などの外部電源からの電力で、住宅内の機器を動作させることが可能。停電時には住宅内の「回路切替スイッチ」を切り替え、外部電源から家庭内に電力を送ることができる。

 13日会見した同社技術部長・山根 満氏は、「住宅と車の連携によるエネルギー制御は他社との差別化になる。プラグインハイブリッド車があれば、災害時の非常用電源として2日半程度活用することができる。開発した機器やシステムはパッケージ化して、年内に新築住宅に搭載する。今後もトヨタ自動車と技術開発を進め、安全安心な生活を提案していきたい」などと述べた。

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