NPO法人日本ホームインスペクターズ協会(JSHI、東京都中央区、理事長:長嶋 修(株)さくら事務所代表取締役社長)は25日、9月25日に開催した第3回「公認ホームインスペクター資格試験」の合格者を発表した。
同試験は、ホームインスペクション(住宅診断)を手がける技能者(ホームインスペクター)の技術基準を明確にするための同協会公認資格。同資格の普及により、消費者が安心してインスペクションを利用できる信頼性の確保と普及、中古不動産流通の活性化をめざす。
第3回目となる今回の試験は、受験者857名のうち、220名が合格。合格率は25.7%だった。
受験者のうち63%が建築士(一級・二級・木造)保有者だったが、合格者内の比率を見ると70%と高い割合を占めた。次いで高いシェアだったのが、宅地建物取引主任者資格の保有者で46%。受験者に占めるシェアは43%だった。
業種別で見ると、受験者のうち42%と圧倒的に高い割合を占めていたリフォーム業関連従事者は、合格者のうちの39%と2位のシェアに。代わって受験者の34%で2位のシェアだった建築設計従事者が、合格者の48%を占める結果となった。