三菱地所(株)と国際紙パルプ商事(株)が共同で開発を進めてきたオフィスビル「KPP八重洲ビル」(東京都中央区)が、10月31日に竣工する。
同ビルは、鉄骨造地上13階、鉄骨鉄筋コンクリート造地下1階建て、敷地面積約1,159平方メートル、延床面積1万1,127平方メートル。「東京」駅八重洲口から徒歩6分に立地。開発にあたっては、三菱地所がプロジェクトマネジメント業務を担当。設計監理業務を(株)三菱地所設計、リーシングマネジメント業務を三菱地所リアルエステートサービス(株)、プロパティマネジメント業務を(株)三菱地所プロパティマネジメントが担当するなど、三菱地所グループが全面的にプロジェクト支援を行なっている。
オフィス部分は、基準階の有効面積約200坪、天井高2.75m、柱間6.4mの開放的な空間で、フロア内に柱がなく、OAフロアやグリッド式システム天井、個別空調システムなど、自由度が高くレイアウト効率に優れた仕様とした。
さらに、省電力・省CO2効果に優れた最新式のグリッド型LED照明を賃貸オフィスゾーン(2~13階)に全面導入。屋上への太陽光パネルの設置、空調システムの効率化等により、約32%のCO2削減を実現する、環境配慮型の高機能オフィスビルとした。