三井ホーム(株)は28日、2012年3月期第2四半期決算説明会を開催した。
当期(11年4月1日~9月30日)の連結売上高863億2,300万円(前年同期比▲2.0%)、営業損失36億1,900万円(前年同期:営業損失30億8,900万円)、経常損失37億6,100万円(同:経常損失32億400万円)、当期純損失13億8,200万円(同:純損失24億5,900万円)となった。
主力の新築事業では、建築請負において期首受注残高が増加し増収となったものの、不動産分譲やインテリア商品販売などが減収したことが影響し、売上高は621億1,300万円(前年同期比▲0.5%)。また広告宣伝費などの増加などにより、営業損失は28億4,400万円と前年同期比で5億8,900万円の損失増加となった。
リフォーム・リニューアル事業は、三井ホームリモデリング(株)が連結子会社から持分法適用関連会社となった影響などにより、売上高は96億8,800万円(同▲27.4%)。販管費の減少などにより営業損失は1,400万円(前年同期:営業損失4,000万円)となった。
賃貸管理事業は、賃貸管理戸数が順調に増加し、販管費も減少したことなどにより、売上高88億3,700万円(前年同期比4.1%増)、営業利益3億9,100万円(同7.9%増)となった。
28日に会見した同社代表取締役社長・生江隆之氏は「今後の成長戦略として、同社の住宅オーナーに対するサポート体制を強化することでリフォーム受注を拡大していく。また有料老人ホームや福祉施設などの大規模木造建築物の受注も増やしていきたい。そのほか、家庭用蓄電池への取組みに注力し、蓄電池の搭載住宅を全体の3割まで高めていきたい」などと述べた。
なお通期では、連結売上高2,220億円、営業利益48億円、経常利益49億円、当期純利益36億円を見込む。