不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2011/10/31

個人向け分譲物件の引渡しが下期に集中し、減収減益/三井不動産12年3月期第2四半期決算

 三井不動産(株)は31日、2012年3月期第2四半期決算を発表した。

 当期(11年4月1日~9月30日)の連結売上高は5,734億8,300万円(前年同期比▲13.4%)、営業利益470億3,700万円(同▲21.6%)、経常利益359億2,800万円(同▲25.0%)、当期純利益166億1,300万円(同▲31.6%)。

 賃貸セグメントでは、既存オフィスビルによる減収などがあったものの、前期竣工の「三井住友銀行本店ビルディング」(東京都千代田区)や「三井アウトレットパーク滋賀竜王」(滋賀県蒲生郡)などが収益寄与。売上高2,076億7,400万円(同▲2.7%)、営業利益491億1,200万円(同1.1%増)となった。首都圏オフィス空室率(単体)も、3.8%(6月末:4.4%)と低位で推移している。
 
 分譲セグメントは、個人向け住宅の計上予定物件の竣工引渡し時期が下期に集中していること、投資家向け分譲等も売却時期が下期であることから、売上高967億3,700万円(前年同期比▲46.6%)、営業損失7億9,000万円(前年同期:営業利益89億2,800万円)と、大幅な減収減益となった。ただし、分譲マンションの販売状況は、新規物件を中心に堅調に推移。契約進捗率は77%(同:78%)を維持。完成在庫も383戸(3月末:638戸)まで減少している。
 
 なお、通期については、連結売上高1兆3,600億円、営業利益1,220億円、経常利益1,000億円、当期純利益480億円を見込む。

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