不動産ニュース / 政策・制度

2011/11/2

共同住宅の「長期優良住宅認定基準」見直しへ/国交省

 国土交通省は、長期優良住宅の共同住宅に係る認定基準の同省告示見直し方針を発表。パブリックコメントを開始した。

 2009年6月の同制度スタート以来の認定戸数が、戸建ての約21万5,000戸に対し、共同住宅は約4,600戸にとどまっていることから、さらなる普及を目的に見直しするもの。見直し方針を打ち出したのは同基準の「維持管理・更新の容易性」についてで、「構造躯体等の劣化対策」「耐震性」「可変性」「高齢者等対策」「省エネルギー対策」などについては、現行基準を維持する方針。

 現行の維持管理・更新の基準を満たすためには、排水管のメンテナンスのできる竪穴を確保するか、二重床を導入することが必要となる。しかし、竪穴を通す場合、その面積が各階に必要となり、また、二重床とする場合も排水の横引き配管等に勾配をとるための床下空間のため階高が高くなり、階数が減少するなど建築計画に大きな影響が出るデメリットがあった。

 そのため見直し案では、(1)排水管を耐用年数の長い素材のものとする、(2)パイプスペースを設ける場合、管の掃除口について、作業が容易にできる構造とする、(3)床区画貫通部について更新が容易にできる、などに配慮することで排水竪管を専有部に設置してもよいとする。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年8月号
社員が成長すると、会社も伸びる!
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/7/5

「月刊不動産流通2025年8月号」発売中!

月刊不動産流通研究所2025年8月号」が発売となりました!
特集は、「今こそ! リスキリング」。社会が目まぐるしく変化する中で、不動産事業者も取り巻く環境に適応するためのスキルアップが不可欠です。本特集では、新たな課題への対応や業績向上に向け社員の「リスキリング」支援に取り組む事業者に着目。その狙いや取り組み、効果を紹介します。