「無印良品の家」のネットワーク事業を展開するムジ・ネット(株)は、日当たり、通風、室内温度、使用エネルギーをシミュレーションするシステム「+AIR」を、すべての商品に実施していく。
「無印良品の家」は、太陽・風などの自然エネルギーを採り入れる「パッシブデザイン」の考え方を発売当初より提案してきた。「+AIR」は、より少ないエネルギーでより快適な空間を実現していくために、パッシブデザインの効果を「見える化」するもの。温熱シミュレーションにより、建物の向き、庇や窓の位置、大きさなどから、エアコンをつける時間帯や設定温度、窓を開けるタイミングや庭の木の位置、自然エネルギーと上手に付き合っていく暮らし方のヒントまで、家ごとに通知していく。
同社は、同機能を通じて、建物への日ざしや風の入り方をコンピューター解析・数値化して比較し、室温維持に必要なエネルギー量を計算。実際にかかる電力消費量や節約効果がわかるシミュレーション結果と建物プランを提案していく。
また、各モデルハウスにシミュレーションのためのソフトウェアを導入。提案するすべての建物に「温熱シミュレーション報告書」を添付する。温熱シミュレーションの詳しい内容について、モデルハウスで開催する「初めての家づくり講座」で、ユーザーに解説していく。