不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2011/11/7

保有不動産の時価下落に伴う減損損失を計上、約19億円の赤字/昭栄11年12月期第3四半期決算

 昭栄(株)は4日、2011年12月期第3四半期決算を発表した。

 当期(11年1月1日~9月30日)は、連結売上高89億8,800万円(前年同期比▲16.5%)、営業利益42億7,900万円(同▲3.4%)、経常利益16億6,300万円(同▲41.3%)、当期純損失18億9,500万円(前年同期:純利益12億9,800万円)。保有不動産の時価下落に伴う減損損失約100億円を計上する一方で、投資有価証券の売却による財務体質の強化、役員報酬の減額等のコスト削減に取り組んだが、約19億円の最終赤字となった。

 不動産事業は、物件売却による賃料収入の減少、ならびに賃料下落の影響等により、売上高73億2,600万円(前年同期比▲11.1%)、営業利益32億8,400万円(同▲9.7%)。
 有価証券事業は、株式等の配当金が増加したことにより、売上高16億6,200万円(同28.6%増)、営業利益16億3,100万円(同29.0%増)を計上。営業外損益は、東日本大震災後の株価下落が長期化したこと、および損銘柄の処分を進めたことから、6億9,700万円の損失となった。

 通期については、売上高115億円、営業利益50億円、経常利益20億円、当期純損失20億円を見込む。 

 なお、同社は今期の業績を受け、収益力および財務基盤強化の観点から、希望退職者を募ることを決定。対象者は部長以下の従業員59名で、募集人数は10名程度。

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年7月号
定住・関係人口増加で空き家も活用?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/6/5

「月刊不動産流通2025年7月号」発売中!

「月刊不動産流通2025年7月号」が好評発売中です。購入はショップサイトから。
特集は、「事業者・自治体がリード!二地域居住」。
近年人口減少により地域の活力が失われていくという危機感を持ち、活気を取り戻すために二地域居住を促進させている地域が多くあります。今回は、そんな二地域居住に積極的に取り組んでいる事業者を取材。具体的な事例やその狙い、実際に表れている効果なども紹介しています。